01 — BRAND
ブランドについて
EYES IN THE STATIC は、東京で生まれたアパレルレーベルです。スポーツウェアの機能素材を、オーバーサイズのシルエットと黒白の配色で日常着に仕立てています。

Sportswear construction, street proportions.
出発点にあるのは、ナイロンをはじめとするスポーツウェアの生地です。軽さと張り、そして袖を通したときにかすかに鳴る衣擦れの音。競技のために磨かれてきた性質を、手を加えずに日常の服へ生かしています。
シルエットはゆとりのあるオーバーサイズを基本とし、色は黒と白だけに絞りました。どのワードローブにも静かに馴染み、それでいて確かな輪郭を残す。そうした服を、私たちは目指しています。
Nothing above the mouth.
このレーベルのルックは、どれも同じ約束のもとで撮影しています。写るのは口元から下だけです。デザイナーの SINRI? がステージで守り続けてきたこの流儀は、纏う人にも自然に手渡せるものでした。フードの影、キャップのブリム、一枚のスカーフ、そっと添えた手のひら。目元を隠す方法は、ひとつではありません。
その約束を心地よく纏えるよう、フードはわずかに深く、ブリムはわずかに広く、襟はわずかに高く仕立てています。顔まわりの寸法は、このレーベルが最初に定める数字です。


Technical cloth, Ura-Harajuku hand.
かたちと佇まいは、1990年代の原宿の裏通りから受け継ぎました。小さな独立系のレーベルとショップが寄り集まり、やがて裏原宿と呼ばれるシーンが育っていった場所です。既成の枠にとらわれない服づくりの精神を、清潔な機能素材の上に重ねています。
総柄の目は、ロゴをなぞらず、ひとつずつ手で描き起こしています。角度をあえて揃えないことで、規則正しい柄ではなく、無数の視線が集まっているように見えるはずです。
The face is hidden. The eye looks back.
フードを被ると素顔は影に沈み、代わりにマークが正面を見つめます。身に纏ったときにはじめて完成する図像。それが、このレーベルの服のつくり方です。
Trad, redrawn in Tokyo.
いまの主軸はストリートですが、これから育てていきたいのは襟のあるアイテムです。着想の源は、英国のトラディショナルな襟付きシャツにあります。テニスのポロシャツと、ラインをあしらったその襟は、モッズからブリットポップに至るまで、英国のサブカルチャーに愛され続けてきました。
私たちはその型をオーバーサイズへと引き伸ばし、現代の機能素材で組み直します。英国の伝統を、東京の分量と生地で更新していく。それが次の一歩です。

One partner per collection.
セカンドコレクション以降は、各シーズンにひとつずつ協業アイテムを迎え入れていきます。協業には、相手の思いが必ず宿ります。だからこそ、誰と手を組むかを決める段階が、私たちにとってのデザインの入口です。大切にしている問いは、その個性を迎え入れてもなお、このレーベルの骨格は揺らがないか。ひとつだけです。